« 2007年12月 | トップページ | 2008年2月 »

2008年1月

ネルケン

東京都杉並区高円寺南3丁目56-7
03-3311-2637

マキの採点 5.0(1.0~5.0)

都内でももはや数少ない名曲喫茶。
創業から既に50年以上も経つ名店中の名店です。
ツタのからまる外観、少し高目の天井、時代を感じさせるモルタルの壁、真紅のビロードの椅子、小さなテーブル、そしていつも格調高く店内に響き渡るクラッシック。
私の父などの若い頃はネルケンでコーヒーを飲みながらクラシックを聞くこと自体がものすごくステイタスのあることだったそうです。
とても品の良いおばあちゃまがお一人で切り盛りされていますが、どうか一日でも長くこのお店が残っていてくれることを願わずにはいられません。

このお店に足を運ぶ度に、カフェ、喫茶店というものの空間は「時間」というものも大きく影響するものなんだなと思わされます。
ネルケンさんのコーヒーは単にコーヒーの味わいだけで言えば、あまり美味しいというものではないかもしれません。今時、単に美味しいコーヒーなら他にいくらでもあります。
でもネルケンさんで飲むコーヒーほど癒されるコーヒーを私はあまり知りません。
また、単に素敵な空間を作り出している今時のカフェもいくらでもあります。
でも、ネルケンさんの空間ほど癒されるカフェを私はあまり知りません。

ネルケンさんの小さく仕切られた座席に座り、静かにクラッシックに耳を傾けながらコーヒーをすすっていると、なんというか、何十年にも渡ってこのお店を愛し、通ってこられた人達の喧騒というか、熱気というか、そんな不思議な空気を感じる気がするのです。
これはネルケンさんが積み重ねてきた「時間」が生み出しているものなんじゃないかと思うのですが、この空気感はなかなかよそでは味わえません。
同じクラシックの曲もこのお店で聞くと、とても新鮮に聞こえてしまいます。
単に古いものへの憧憬というのではない強いものを感じさせてくれるお店だと思います。

七つ森さん以上に採点とかするようなお店ではありませんが、最高の敬意を表して5.0の満点です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

sabriel cafe

杉並区高円寺北2-39-15
TEL 03-3336-9112
http://www.sabriel-cafe.jp

マキの採点 3.5(1.0~5.0)

高円寺北口、あづま通り商店街の早稲田通りに程近い立地。
しかけ絵本と地下のギャラリー、そして様々なアコースティックライブを積極的におこなっているとても可愛らしいカフェ。
コーヒーは有名なコクテール堂さんのエイジングコーヒー。紅茶も北欧の王室御用達。食事メニューもなかなかで個人的にはふわふわのチキンオムライスが好きですね。
ベルギーやチェコのビールなんかも品揃えが豊富で夜カフェとしてもなかなかのものです。
近頃はカフェでライブなど様々なイベントを行なうことも珍しくなくなってきていますが、サブリエルカフェさんのライブは下手なライブハウスも顔負けの本格的なものばかりです。

でも、私的にはコーヒーがどうも好きになれないのです・・・。
マイルドと言えばマイルドですが、香りも弱いし、これといった風味もない・・・。
はっきり言ってあまり美味しくないのです・・・。
コクテール堂さんのコーヒーは生豆を2~3年寝かせるとのことですが、私の記憶が確かなら・・・(ちょっと懐かしいフレーズだな)、エイジングコーヒーというのは、少なくとも10年以上寝かせたものではなかったのかしらん?と思うのです。
コーヒーバカの父親にエイジングコーヒーの老舗として名高い、銀座のランブルさんや入谷の北山珈琲店さんへ幾度となく連れて行かれたことがありますが、そこでは10年はおろか、20年以上のエイジングコーヒーがあって、そこのおじ様(おじい様?)に10年以上経ってみなけりゃ豆は良くなるかどうかはわからん、というようなお話しを聞いた覚えがあります。
ランブルさんや北山さんのエイジングコーヒーの味わいはものすごく鮮烈で、なんで10年も20年も経ったコーヒーがこんな強烈なパンチや主張があるんだろう?ってびっくりした覚えがあります。
サブリエルカフェさんのエイジングコーヒーにはそういう個性のようなものがほとんどなくて、こういうのもエイジングコーヒーと言うのだろうか?と思ってしまうのです。

可愛らしいしかけ絵本と、本格的なライブ、それだけでも高得点と言ってもいいくらいですが、私的にはコーヒーが大きな減点要素。ちょっと残念な3.5です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2007年12月 | トップページ | 2008年2月 »